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不安定な情勢が続くタイ・バンコクの最新治安状況

レイン代表の福田です。

不安定な情勢が続くタイですが、ここ数か月、毎月2~3回程度、バンコクへ渡航しておりますので、みなさまに最新の治安状況について情報をお届けいたします。ニュースなどで再三、政治的対立の理由などは報道されていますので、ここでは治安にフォーカスして現地の写真とともにレポートいたします。

1月13日から3月3日まで、デモ隊(反政府)による道路封鎖が実施されていました。占拠は、町の中心部で行われていましたので、郊外にある工業団地などは影響をほぼ受けず、製造業への影響はさほど大きくなかったと聞いています。

影響が大きかったのは、商業、観光業などです。渋滞の名所であるAsoke交差点やタイの「渋谷」ともいわれるSiamなど、東京でいえば銀座4丁目や渋谷スクランブル交差点が占拠されたような状況でしたので、ショッピングモールは閑古鳥、夜の外出もはばかられたような状況で、レストランなど飲食業も相当の打撃を受けたようです。特に、2月23日に伊勢丹の近くで起きた爆発事件で、その傾向はさらに強まりました。

私も何度かこの封鎖期間に出張しましたが、交通の要であるところが通れないために、移動は全て高架鉄道や地下鉄と徒歩で行わなければならず、非常に難儀でした。また、封鎖されたステージで歌や踊りが披露されていたり、デモグッズが販売されているような和やかなデモとはいえ、テント生活でデモに参加している人たちがたむろしていたりする中を通るときには、とりわけ夜は神経をとがらせなければなりませんでした。タイの友人たちは、夜はむやみに出歩かないようにと私に注意をしてくれていました。

実際、デモ隊の終結地帯で手りゅう弾が投げ込まれたり、実弾が撃たれたり、物騒な状況が続いたりもしていました。

その後、3月3日に占拠がとかれてからは、デモ隊が更新する地域では交通規制など敷かれているものの、ほぼ普通に車での移動ができるようになり、だいぶ仕事もやりやすくなっています。ただし、ルンピニ公園(東京でいう代々木公園のような、商業的ビルが建ちならぶエリアのすぐそばの公園)にデモ隊の拠点が移り、そこでは今もテントなどが張られ、デモ隊の指導者の演説なども行われているようです。ここでもやはり、実弾が撃たれたりという事件が後を絶ちませんので、私も出張時にはシーロムエリアやチットロム、ラチャダムリエリアなどは避けて泊まるようにしています。

最近のデモ隊の動きはややおとなしくなってきたと思われていたのですが、ここにきて数万人規模のデモが開催されるなど、再び活況を呈してきています。また目が離せないのは親政権側(いわゆる赤シャツ)のデモです。インラック首相に対しいろいろな理由をつけて公職を失わせるような動きがでていますが、それに対抗すべく、これまで比較的事態を静観していた親政権側勢力もデモを始めています。今は直接の衝突を避けるためか、郊外にてデモが行われていますが、不測の事態とならないとも限らず、最新情報には注意が必要です。

私がよく参照しているサイトですが、タイ語新聞などを翻訳して毎日ニュースを提供している「ニュースクリップ」です。最新の状況が出ており、その日のデモ予定エリアなどの情報が日本語で手に入るのでとても役に立っています。

ニュースクリップサイトURL:

<a href=”http://www.newsclip.be/”>http://www.newsclip.be/</a>

参考写真(撮影:レイン福田)

左上 デモ隊占拠時のアソーク交差点の様子、右上 デモグッズ販売露店

左下 テントで寝泊まりしてデモに参加する参加者のテント 右下 ルンピニ公園の占拠の様子

occupy souvenior

tent lumpini